「外壁塗装で頭痛が起きるって聞いたけど本当かな」
「外壁塗装の臭いの原因って何なのだろう」
このような不安をお持ちの方に向けて、外壁塗装で起きる頭痛の原因や対処方法について専門家が解説します。

□外壁塗装で起きる健康被害とは

ごくまれに、外壁塗装を依頼されたお客様の中で頭痛を訴えられる方がおられます。
外壁塗装が原因で発生する頭痛は、多くの場合シンナーの臭いが原因です。
外壁塗装で用いる塗料の中にシンナーと呼ばれる成分が入っているのですが、この臭いに対して耐性を持たない方が頭痛を発症することがあります。

シンナーはマジックペンなどにも入っているものなので、なんとなくイメージがつくと思いますが、塗料はペンよりも強烈な臭いを発します。
ごく少量であれば問題ありませんが、塗料の臭いを大量に吸い込んでしまうのは体に良くありません。

頭痛以外の具体的な症状としては、目のかゆみや鼻水、耳鳴りなどが報告されています。
特に普段からアレルギー症状をお持ちの方は要注意と言えます。

また、妊娠中の女性や赤ちゃん、犬や猫などのペットがいる場合は臭いに対して敏感になりましょう。
塗装工事中に体調が急変した場合は、遠慮なく塗装担当者にお伝えください。

□外壁塗装の匂いの対処方法

続いて、外壁塗装の匂いを避ける方法を2つご紹介します。

1つ目はマスクをつけることです。

薬局で売っているような市販のマスクでも良いですが、産業用の有機溶剤系の防毒マスクをつけることでより効果が期待できます。
なお、空気清浄機はシンナーの臭いに対してあまり効果がないのでご注意ください。
夏の暑い時期にマスクをするのが苦痛だという方は、塗装工事を秋や冬頃に行うことをおすすめします。

2つ目は家から離れることです。

塗装期間中に家から離れることが、一番確実な対策となります。
塗装が行われる日程でで旅行に出かけられたり、日中に外出されたりする方もおられます。
場合によっては、短期的に友人や親戚の家に泊まったり、ウィークリーマンションを借りたりするといった選択肢もあるでしょう。

足場を組むタイミングと工事後の完了検査のタイミングを除けば、基本的にご自宅を留守にされても大丈夫です。
ただし塗装工事中に外出する際は、防犯面にご注意ください。

□まとめ

今回は、外壁塗装で発症する頭痛の原因や対処方法について解説しました。
外壁塗装を経験したことのない方は、健康被害に不安を抱かれることもあると思います。
もし外壁塗装に関してご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。